MANDHERING -

インドネシア珈琲の代表種で高級銘柄

[マンデリン]

当店では取扱い品種はマンデリンのみに絞っています。それは、マンデリンがもつ個性とそれを最大化させる焙煎技術を掛け合わせることにより、最高の珈琲体験を提供したいという考えからです。

そんな魅力あふれる珈琲豆 マンデリンとは...

 

産地と稀少性

ブラジル、ベトナムに次いで世界第3位 [2023年 発表データより] を誇るコーヒー生産大国 インドネシアのスマトラ島を産地とするマンデリン。
インドネシアは主にロブスタ種を生産する国ですが、最高峰 4,884m [パプワ州] を筆頭に3,000m級の山々を数多く有しており、良質なアラビカ種の産地として適した高地環境を持った国でもあります。(スマトラ島の最高峰は3,805m。富士山よりも高いんです。)スマトラ島のマンデリン以外にも、スラウェシ島のトラジャなどが世界的に有名です。

マンデリンはスマトラ島のマンデリン族によって栽培が始められたことが名前の由来となっている豆ですが、現在でもスマトラ島の限られた地域でしか生産されておらず、インドネシアの生産量全体の数%しか栽培されていない稀少な品種に該当します。

 

豆の特徴

重厚さのあるコクとやや強めの苦味、滑らかな口当たりでハーブやシナモンのような風味と蜜のような甘い余韻が続きます。一般的に珈琲豆の焙煎は浅煎りの方が豆本来の個性が出やすいといわれていますが、マンデリンは深煎りにしてもその独特な味わいや香りといった個性が損なわれず、むしろ引き出されるという特徴を持っています。

ストレートで飲む場合は、シティーロースト〜フルシティーローストがマンデリンらしい苦味とコクがより引き出されていておすすめです。また、マンデリンの苦味はミルクとの相性が抜群。ストレート以外だとカフェオレやカフェラテで飲むのがおすすめです。

その稀少性と独特の味わいで、昔から珈琲愛好家に高く評価され、愛され続けている品種なのです。